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  • 技術ストーリー

輝かしい進化の過程

金剛株式会社

注意発行当時の記述について

本記事は、金剛株式会社が2005年02月01日に発行した機関誌「PASSION Vol.29」の内容を、当時の記録として公開するものです。

記事内の情報は発行当時のものであり、現在の状況とは異なる場合があります。また、当時の社会情勢や倫理観を反映した表現が含まれている可能性があり、現代の基準に照らし合わせると一部不適切と感じられる箇所もあるかもしれませんが、資料的価値を考慮し、原文のまま掲載しています。

掲載されている商品やサービスは、既に販売・提供を終了している場合があります。現行の製品については、改めて最新のカタログ等をご参照いただくか、弊社までお問い合わせください。


※ 本記事は、著作権法上の引用の範囲内で掲載しています。当時の記録として、皆様に楽しんでいただけましたら幸いです。

緊急特報2 安全保管特報

免震自立書架
免震自立書架納入実績数

人の安全に配慮

振動実験風景
実験概要

西尾市岩瀬文庫
思えば移動棚は、地味な製品である。一般消費者が必ずしも対象ではないし、
ひたすら作り続けている我々もまた、広く知名度のある企業ではない。けれど確かに、社会に役立っている。時代に求められている。
そんな実感をもたらしてくれる数々の勲章が、コンゴーにはある。
その技術の価値を、世界が認めた。時代が求めた。

国境を超えた「移動棚Z」の人気。アメリカへ技術輸出、デンマーク社と共同事業契約。  

スチール家具はもともと、アメリカが本場である。その本場へ技術を輸出するという、日本の業界の長年の念願も、コンゴーの「移動棚Z」が実現させた。
「移動棚Z」の優れた性能に、アメリカのファイリング総合メーカーであるホワイト・パワーファイル社が注目したのである。全米での総代理店と現地生産をめざす同社との間に、特許技術援助と製品販売契約を締結。同業他社のトップを切っての技術輸出に、業界中が驚いたことはいうまでもない。昭和52年のことである。
 ニューヨーク市マンハッタンのビジネス街パークアベニューには、「移動棚Z」の北米市場開拓を目的としたショールームも開設した。

また昭和63年には、シンガポール大学博物館に技術力を認められ、標本保管用の密封式移動棚を納入。シンガポール事務所も開設し、ASEAN諸国へ移動棚を売り込む拠点が生まれた。  
さらに平成9年には、デンマークの図書館設備メーカー、BCI社との共同事業契約に調印している。免震技術や収納技術を得意とするコンゴーと、木製品を中心とするレイアウトやデザインを得意とするBCI社が、手をつなぐことによって、最新の図書館作りが可能になったのだ。  

2度の科学技術庁長官賞をはじめ、業界初の栄誉を次々と。  

コンゴーが生んだ移動棚と、そこから派生した関連技術は、多方面からの受賞という形でも賞賛された。昭和59年には、丸ハンドル式移動フロア「フラットボードZ」が優良物流機器賞を受賞。  
発明大賞(日本発明振興協会および日刊工業新聞社共催)には、昭和62年に「移動棚Z」が松原発明功労賞、平成7年の「免震移動棚Zにおける自動ロック解除装置」が発明功労賞と2度にわたって受賞した。  
また、わが国の科学技術の振興に大きく貢献したことが評価される科学技術庁長官賞にも、2度輝くという快挙をなしとげた。1度目は昭和63年、移動棚業界におけるパイオニア的な研究開発が認められて。2度目は平成9年、免震システムによる阪神大震災時の功績、地震対策の普及が、高く評価されての受賞だった。  
この他、免震移動棚は、時代を先取りした新技術・新製品として評価され、日本工業新聞社のニューフロンティア賞・優秀賞も贈られている。  
こうした受賞は、コンゴーが送り出してきた移動棚の、新規性、優秀性、実用性の証明であり、「収納」という分野の重要性を世に問う役割も果たした。  

東洋英和女学院大学
東洋英和女学院大学様
’98~’99グッドデザイン金賞「スペースムーバー」
グッドデザイン賞

デザインの心地よさも追及。グッドデザイン賞の常連に。

創業者である谷脇前社長は、日頃から工業デザインの必要性を強調していた。機能一辺倒ではなく、オフィスや空間のなかで周囲とよくマッチし、人に落ち着きと心地よさを与えるデザインが重要であると考えてきたのである。移動棚もまた、デザイン面での改良が常々図られてきた。  
昭和59年に熊本県下で初めて通産省認定のグッドデザイン賞に選定されたのをきっかけに、コンゴーは毎年にわたって同賞に選ばれた。そのうち平成8年度からは3年連続で金賞を受賞。これはTOTOに次ぐ史上2社目の快挙であった。とりわけ平成10年度は、移動棚から進化した図書館用収納システム「スペースムーバー」が受賞。そして13年度には移動棚収納システム「ハイパワーZ」で、通算4度目の金賞に輝いている。  
こうした評価をいただくたびに、さらによい製品、さらに新しい技術へのモチベーションも強くなった。

主な受賞の歴史  

1984年「フラットボードZ」が日本MH協会優良物流機器賞  
1987年「移動棚Z」が日本発明振興協会発明大賞 松原発明功労賞  
1988年 谷脇源資社長(当時)に科学技術庁長官賞  
1994年「免震移動棚Z」が日本工業新聞社ニューフロンティア賞  
1995年「免震移動棚Z」が日本発明振興協会発明大賞 発明功労賞  
1997年 宮崎邦雄社長に科学技術庁長官賞 「免震システム」が建設省より建設大臣建設技術評価  
1998年「スペースムーバー」がグッドデザイン賞金賞  
1998年 免震構造などの技術力や実績に中小企業研究センター賞  
1999年 工業所有権制度の優良活用に特許庁長官賞  
2001年 リアルタイム遠隔監視システムで日本IT経営大賞 「ハイパワーZ」がグッドデザイン賞金賞 2003年 自動認識システム大賞 日本工業新聞社社長賞

(2005年2月刊行)