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  • 技術ストーリー

移動棚進化論3 Book Robo・KIIS・コンパクトIT保管システム・ベルトドライブ式移動棚

金剛株式会社

注意発行当時の記述について

本記事は、金剛株式会社が2005年02月01日に発行した機関誌「PASSION Vol.29」の内容を、当時の記録として公開するものです。

記事内の情報は発行当時のものであり、現在の状況とは異なる場合があります。また、当時の社会情勢や倫理観を反映した表現が含まれている可能性があり、現代の基準に照らし合わせると一部不適切と感じられる箇所もあるかもしれませんが、資料的価値を考慮し、原文のまま掲載しています。

掲載されている商品やサービスは、既に販売・提供を終了している場合があります。現行の製品については、改めて最新のカタログ等をご参照いただくか、弊社までお問い合わせください。


※ 本記事は、著作権法上の引用の範囲内で掲載しています。当時の記録として、皆様に楽しんでいただけましたら幸いです。

ok-Roboシステム
この30年で変わったもの。それは移動棚自身の姿。コンゴーが「世界のKONGO」になったこと。
そして、変わらないもの。新しい利便性と顧客満足へのあくなき探求心。
今日もどこかで、コンゴーの移動棚は働いている。お客様の大切な何かを守りながら。
発売以来30年、シェア日本一。さらに進化は続く。

図書の完全無人搬送を実現。~自動書庫システム Book Robo

移動棚の開発を通じ合理化のサポートを続けてきた図書館の環境にも、大きな変化が訪れている。蔵書は増え続け、学術資料は多様化の一途。その一方で、ネット検索システムの充実や、広域化するサービスエリアへの対応も求められるようになった。蔵書管理や職員などの運営コスト、所蔵スペースの限界、増え続ける利用者へいかに安定したサービス提供を維持していくか、といった問題点が予想されている。

そんな問題をトータルに解決すべく、新たに開発されたのが、「図書館自動書庫システム・ブックロボ」だ。利用者がPC端末よりアクセスし、本をリクエストすると、目的の本が入ったコンテナをピッキング。そのままコンベアラインを通ってピッキングステーションまで無人搬送される。そのスピードはわずかに数分程度。利用者がカウンターへ移動するまでに図書を用意することも可能だ。また完全自動化の実現により、図書の出納業務が軽減。職員は利用者へのサービス提供に力を注ぐことができる。さらに所蔵物はすべてホストコンピュータで管理。図書館システムとの連携で、管理レベルはさらに向上する。  

電子電動棚をパソコンでメンテナンス。~遠隔保守 (テレメンテ) システム KIIS

遠隔地に設置されている電子電動棚「AEX」の内部情報を電話回線を経由して収集。パソコン上で保守点検に必要なデータの表示・解析・管理を行う遠隔保守 (テレメンテ) システム。  

遠隔保守 (テレメンテ) システム

「NHKアーカイブス」に技術を集結。~映像資産保管システム

NHKがテレビ放送開始50年事業として開業した、世界有数の映像資産保管・活用施設「NHKアーカイブス」にも、コンゴーの技術は活かされている。50年の間に時代を記録してきたニュース・番組を納めた映像テープ、フィルムなどは実に200万アイテム。その保管システムを、当社が開発・納入したのだ。
膨大な収納物を空間・時間・作業面で効率よく保管・出納するために、移動棚システムを採用。移動棚には、取り出し・収納対象物の保管場所を示す表示灯を装備し、作業通路はコンピュータ指示に基づき自動開閉される。ロケーション管理は、2次元QRコードで行う。QRコードとは、大容量の情報をコード化し、より小さな印字スペース、より速い読み取りを可能にした新技術。このQRコードをすべての収納物と保管棚に貼り付けたうえでコンピュータが記憶。その情報は、作業者が持つハンディターミナルと無線のLANでつながっており、リアルタイムの出納情報を作業者へ流す。作業者はハンディターミナルの指示通りに動けばいいため、効率よく仕事ができるのだ。コンゴーの幅広い技術力が結集した、まさしく集大成ともいえるプロジェクトであった。

NHK様 映像資産保管システム

完全レールレス・アンカーレス。 ~ベルトドライブ式移動棚

そしてまた一つ、移動棚の画期的な進化形が生まれた。レールとアンカーを必要としない「ベルトドライブ式移動棚ユニバーサルムーバーZ」の登場である。レールをなくしたことで段差がなくなり、カートやワゴンの往来、ハイヒールでの作業性もスムーズ。またアンカーボルトなどによる床固定を必要としないので、床を傷つけず、どんな条件でも設置できるようになった。さらに、開閉の操作感、複数通路の形成、安心・安全設計、スタイリッシュなデザイン、環境負荷の低減など、お客様の声が最大限に活かされている。

ベルトドライブ式移動棚

(2005年2月刊行)