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スマートガイド納入事例
■導入の背景
公式確認から70年。「原点の地」から次世代へ正しい歴史を伝える
2026年5月1日、水俣病は公式確認からちょうど70年という極めて重要な節目を迎えました。
これに伴い、水俣病の「原点の地」とも言える百間(ひゃっけん)排水口を通じて、公害の歴史や教訓を次世代へ正しく伝えていくため、熊本県による「デジタル技術等を用いた情報発信業務」のプロポーザルが実施されました 。
当社は、これまで培ってきた展示・情報発信のノウハウを活かした提案を行い、本プロポーザルを受注いたしました 。歴史的遺構の保存とデジタル化を融合させ、現地を訪れる人々やウェブ上の視聴者へ、より深い理解を促すことを目指しています 。

■納入製品・ソリューションのポイント
現地に設置した案内板(サイン)のQRコードを読み取るだけで「スマートガイド」にアクセスできます。またQRコードのため印刷物やWeb上にも幅広く活用可能で、ハイブリッドな情報発信ソリューションを提供することができました。
● 主なデジタルコンテンツ・設備
1.百間排水口を切り口に水俣病を紹介する動画
歴史的背景や経緯を分かりやすくまとめ、水俣病の本質的な理解につながるような解説動画を制作しました 。ナレーション及びテロップは、日本語版と英語版で作成しています。
2.お地蔵さまが伝えるメッセージ動画
現地に佇むお地蔵さまの視点を通じて、教訓や人々の想いを伝えるコンテンツです 。ナレーション及びテロップは、日本語版と英語版で作成しています。
3.当時を再現した360°VR再現動画
メチル水銀を含む工場排水が流されていた当時の状況を、VR技術により360度映像で再現しています 。
4.案内板(サイン)の制作・設置
視認性の高い案内板を作成し、百間排水口の現地に設置しました 。各動画コンテンツへスムーズにアクセスできるよう、QRコードを掲載しています 。

■プロジェクトのプロセス
お客様との細やかな打合せと、迅速かつ柔軟な対応
本業務の推進にあたっては、発注元である熊本県水俣病保健課様だけでなく、地元の自治体や複数の地元団体様など、非常に多くのお客様から多岐にわたるご要望やご意見を頂きました 。
水俣病という極めて繊細かつ重要なテーマには、表現の一つひとつに高い正確性と配慮が求められ、担当者様と何度も修正や変更を行いました 。
こうして確認と修正を重ね、公式確認70年という大切な節目に、地元熊本の企業としてお客様の要望に沿ったコンテンツを無事に納品することができました 。


