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USE CASE

納入事例

USE
CASE

愛知大学 豊橋キャンパス 知の集積と多彩な空間からなる次世代の教育拠点。

  • 図書館

愛知大学 豊橋キャンパス

所在地
愛知県豊橋市町畑町1-1
URL
https://www.aichi-u.ac.jp/
納入年月
2026年06月
納入品
  • 移動棚
設計事務所
株式会社日建設計
建設会社
株式会社鴻池組
備考
収納可能冊数/100万冊
延床面積/約11,500㎡

INTRODUCTION

愛知大学新棟「Center Bldg.」の3階ライブラリーフロアが2026年春オープンしました。建築外壁のガルバリウム鋼板(波板)を側板に採用し、特注塗装や配線隠しの徹底でノイズレスな意匠を追求しました。100万冊収容の機能性と、建築美を融合させた丸ハンドル式移動書架の特注(オーダーメイド)事例をご紹介。

スタイリッシュな外装材と融合するオーダーメイド移動書架

センタービル外壁と同じガルバリウム鋼板を移動書架の操作パネルに採用。

今回の移動書架における最大の意匠的特徴は、センタービルの外壁材であるガルバリウム鋼板(波板)を移動書架の操作パネルに採用した点です。

空間のトータルコーディネート

外装における建物のデザインと調和させるため、50mに及ぶ内装空間の顔となる側板のパネル上部にガルバリウム鋼板を採用。日建設計様と細部まで協議を重ね、パネル端部の処理や、鋼板の色味に合わせた特注塗装(2色の塗り分け)を施すことで、空間との一体感を追求しました。

  • 操作パネル上:薄い波板(15mm厚)を使用。段差を活用し、金具(φ4)による図書の面展示が可能。
  • 操作パネル中:塗装でガルバリウムの質感を再現。
  • 操作パネル下:平板曲げ加工のガルバリウム鋼板(素地色)。

ディスプレイ機能を側板に設置

丸ハンドル上部の段差を活かし、図書展示金具を設置。お薦めの本の効果的な「表紙見せ」を可能にしました。

省エネへの配慮、ダブル・トリガーLED照明

■ 点灯の仕組み:人感センサー連動
通路が形成された段階では点灯しません。通路内に人が入り、人感センサーが感知した瞬間に点灯します。通路が形成されるのを待つことなく、必要な時にだけ効率よく明かりを灯します。

■ 消灯の仕組み:不在を検知して自動消灯
通路から人がいなくなり、一定時間が経過した後に消灯します。人感センサーが感知範囲内の動体を検知しなくなってから、しばらく時間が経ったことを判断して消灯するため、作業中に突然消える心配もなく、安全かつ確実に節電を行います。「即時消灯」ではないため、閲覧作業の連続性にも配慮した設計です。

■ ダブル・トリガーとは
「通路開閉連動」かつ「人感センサー方式」の両方の条件を満たした際に自動点灯し、「人感センサー方式」によって自動消灯するシステムです。

棚が動いている最中や、人がいない通路を照らす無駄を省き、必要な時だけ、必要な場所を照らす。この二重の制御(ダブル・トリガー)により、利便性を損なうことなく、最大限の省エネ効果を発揮します。


大切な蔵書を地震から守る「免震装置」の導入

100万冊という膨大な「知」を預かる書庫において、安全性の確保は最優先事項でした。本案件では、大規模地震の揺れを受け流し、書架の転倒や資料の落下リスクを大幅に低減する免震装置を搭載しています。

施主様の「納得いくまで熟考する」という姿勢に寄り添い、意匠性だけでなく、災害時にも大切な文化資産を守り抜く「強靭さ」を兼ね備えた仕様となっています。

豊橋キャンパスの未来を共に創る

今回のプロジェクトは、愛知大学創立80周年を記念した「豊橋キャンパス整備事業」という、歴史と未来が交錯する重要な歩みの一環です。
「Center Bldg.」がキャンパスの新たな拠点(ハブ)として、学生たちの交流と学びを加速させる場所となるよう、私たちは移動書架という側面からその基盤を支えています。
100万冊の知を次世代へと継承し、伝統ある豊橋キャンパスの新たな歴史を共に刻んでいけることは、私たちが「本気」で取り組んだ最大の喜びです。