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USE CASE

納入事例

USE
CASE

某大学 図書室 建築制約を「知恵」で克服し、理想の収容力を実現

  • 図書館

某大学 図書室

所在地
愛知県
納入年月
2025年10月
納入品
  • 移動棚
  • 図書館書架・家具
備考
収容冊数 48,608冊
     (移動棚36,308冊+固定書架12,300冊)

INTRODUCTION

限られたスペースの中に、いかに効率よく、かつ安全に膨大な蔵書を収めるか。これは多くの図書館・書庫が抱える共通の課題です。

2025年10月、愛知県に位置する某大学の図書室において、金剛株式会社は建築上の複雑な制約を独自の「知恵」と技術力で乗り越え、理想的な収納環境を構築しました 。

■ 現場に潜む「建築的制約」という壁

導入にあたっての最大の壁は、現場の複雑な構造でした 。天井高が低くなる箇所、壁面のフカシ、パイプスペース(PS)や躯体柱など 、当初の計画ではこれらの干渉によりデッドスペースの発生が避けられない状況にありました 。

 フカシ壁:わざと厚みを出した、見栄え用の壁

 パイプスペース:配管(水道・ガス等)を通すための、専用スペース

■ 金剛が提案した5つのポイント

金剛は、これらの制約をミリ単位の調整と柔軟な設計で解決しました 。

●「段落ち」と「別製寸法」の活用

天井の梁を避けるために、棚の全高を調整する「段落ち」対応を採用しました 。梁下の状況に合わせた特殊対応により、空間を無駄なく活用しています 。

● デッドスペースの徹底解消

躯体柱やPSの配置に合わせて、連数や開口寸法をミリ単位で使い分けました。これにより、壁際まで無駄のないレイアウトを実現し、当初の想定を上回る収容数を確保しています。

● 堅牢性と安全性の追求

重い専門書を支えるため、棚板には20mm厚の補強付き別製仕様(等分布荷重40kg/段)を導入しました 。さらに免震装置や回転式落下防止バーなど、地震対策と使い勝手を両立させています 。

機能性とコストの両立

固定書架(LBA)の4〜6段目には、地震対策として傾斜スライド棚を採用し、安全性を高めています 。一方で、下段の棚板や棚受には既存品を流用することで、コストの抑制にも貢献しました 。

●確かな施工技術

足元は合板(F☆☆☆☆)による床上げ式据置レールを採用。タイルカーペットで仕上げることで、美観と機能性を両立させています 。

■ 根気強い「伴走型」の対応力

予算調整や度重なる図面変更など、困難な状況が続くなかでも、金剛は現場実測を繰り返し、建築状況の変化に柔軟かつ根気強く対応しました 。お客様との強い信頼関係を築き上げ、収容効率の最大化を実現した事例です 。

■ 納入製品仕様

ハンドル式移動棚:TKZ

・特殊対応:梁下の段落ち対応、柱・PS回避の連数変更
・棚板:見附20mm(補強付き・等分布荷重40kg/段)
・安全装備::免震装置、回転式落下防止バー(固定棚)
・床仕様:合板床上げ式据置レール(タイルカーペット施工は建築会社様にて実施)

固定書架:LBA

・特徴:4〜6段目に地震対策の傾斜スライド棚を採用
・環境配慮:下段の棚板や背当たりに既存品を流用し、コストを抑制