COMPANY
本記事は、金剛株式会社が1998年06月12日に発行した機関誌「PASSION Vol.22」の内容を、当時の記録として公開するものです。
・ 記事内の情報は発行当時のものであり、現在の状況とは異なる場合があります。また、当時の社会情勢や倫理観を反映した表現が含まれている可能性があり、現代の基準に照らし合わせると一部不適切と感じられる箇所もあるかもしれませんが、資料的価値を考慮し、原文のまま掲載しています。
・ 掲載されている商品やサービスは、既に販売・提供を終了している場合があります。現行の製品については、改めて最新のカタログ等をご参照いただくか、弊社までお問い合わせください。
※ 本記事は、著作権法上の引用の範囲内で掲載しています。当時の記録として、皆様に楽しんでいただけましたら幸いです。



戦国時代の史跡・文化財等が数多く残る愛知郡長久手町。「あいち学術研究ゾーン」構想の中核地域に指定されるこの地に、愛知県立大学がこのほど移転した。
新キャンパスは、従来の文学部・外国語学部に加え、情報科学部・大学院を新設、4学部13学科の編成となり、同時に大学の教育・研究活動の支援機関として、重要な役割を担う附属図書館も、情報化社会に対応すべくサービス機能を充実、平成10年4月1日にオープンとなった。
愛知県立大学附属図書館
| 建築名 | 愛知県立大学附属図書館 |
| 所在地 | 愛知郡長久手町大字熊張字茨ヶ廻間1522-3 |
| 設計監理 | (株)久米設計 |
| 施工 | 矢作・長瀬建築JV |
| 構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 地上2階・地下1階 |
| 延床面積 | 6,374㎡ |
| 開館 | 平成10年4月1日 |
| 蔵書能力 | 全69.8万冊(開館時点) |

入館時に利用カードをリーダーに読み込ませて入る。退館時は無断持出を防ぐBDSが併設されている。

各種AV資料(LD・CD・ビデオ・カセットテープ等)の視聴が可能。又、学内LANも設置。

学生の利便性に配慮、明るい室内とスペース的に充分ゆとりをもった配置としている。
必要な学術情報を速やかに提供
中部地方の女子高等教育の名門とうたわれた愛知県立女子大学を母体とし、昭和41年に設立された男女共学の愛知県立大学。
以前、所在地は名古屋市の高田町(瑞穂区)であったが、国際的な交流の活発化、科学技術の進展、情報化社会の出現等により、従来の施設では不十分となり新しい大学の建設を望む声が持ち上がっていた。期を熟し平成5年、新キャンパスの整備基本計画が具体的に進展し、附属図書館もこれに伴って移転する運びとなり、平成7年10月着工、平成9年10月竣工、必要な学術情報を速やかに提供すべくあらゆる機能の充実を図り、平成10年4月1日オープンに至った。
図書館は延床面積6,374㎡の規模、地上2階 (開架スペース、研究個室等)、地下1階(閉架書庫)から成る建築物。各コーナーは配置図の通りである。
館の所蔵資料は現在、図書約40万冊、学術雑誌約4千種のほか、CD-ROMやAV資料・マイクロ資料などの視聴覚資料約4千点を揃えている。
この中には、江戸時代の古俳書及びW.Blake関係資料のように全国的に高い評価を受けるものも多い。


特に学生の利用が多い1階フロアに、安全性の高い免震自立書架を設置しており、万一の地震対策に備えている。

主役である本との調和を図っている。
最後に
平成9年度の図書館利用状況は、年間延13,504人(1日平均67.9人)の学生・教員・その他の人々が、延25,747冊(1日平均129.4冊)の資料を利用しているという。
今般の新図書館のオープンに伴い、利用は更に伸びるであろう。又、大学関係者のみならず、生涯学習の中核施設として、地域社会の発展に貢献し、今後の学術・文化・情報の交流拠点として、大きな期待と注目を集めている。
(1998年6月12日刊行)
