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技術資料

【徹底解説】移動棚とは?仕組みから導入メリットまで初心者向けにやさしく解説

  • #空間デザイン
  • #移動棚

図書館やオフィス、倉庫の収納にお困りではありませんか?「書類が増えすぎて書庫が手狭になった」「デッドスペースが多くて効率が悪い」といったお悩みは、多くの場所で共通しています。

そんな収納問題を根本から解決するソリューションが、移動棚です。この記事では、移動棚の基本構造から、安全に使うための機能、導入事例まで、あなたの疑問をすべて解決します。

3つの導入メリット

移動棚の最大の特長は、スペースの有効活用だけではありません。導入することで得られる、具体的なメリットをご紹介します。

1. 収納効率が劇的に向上する

スペースと収納量

従来の自立棚では、棚の列ごとに通路が必要でした。移動棚は、必要な時だけ通路を確保し、それ以外のスペースを収納に充てることができます。これにより、自立棚に比べて約2倍※の収納効率を実現し、同じ床面積でもより多くの物を収納できるようになります。

※同一スペースに、最大限商品を整理収納した場合

2. 管理とアクセスが簡単になる

移動棚の前でひらめく人

移動棚を導入することで、どこに何が収納されているか把握しやすくなります。棚が動くため、目的の場所にスムーズにアクセスでき、日々の業務効率が向上します。また、電動式の場合は軽い力で棚を動かせるため、負担が軽減されます。

3. 働きやすい環境づくりに貢献する

移動棚とオフィス

収納スペースが増えることで、オフィスや倉庫が整理整頓され、より快適な空間が生まれます。無駄なスペースが減り、動線が改善されるため、従業員のストレス軽減にもつながります。

移動棚の基本構造

移動棚分解図

移動棚の最大の特徴は、複数の棚がレールの上を自由に動くことです。これにより、必要な通路だけを確保し、それ以外の通路をなくすことができます。このシンプルな仕組みが、収納スペースを生み出すのです。

主要な部品と役割

移動棚は、主に「レール」「台車」「棚本体」という3つの部品から構成されています。これらの部品が一体となることで、重い荷物を載せた棚でも、軽い力でスムーズに動かすことができます。

  • レールと台車: 床に固定されたレールと、棚の下にある台車が、棚をスムーズに動かす土台となります。
  • 棚本体: 収納物の種類や量に合わせて、棚板の高さや配置を調整できます。

金剛の移動棚が、どのように優れた部品で構成されているのか…、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください!

安全へのこだわり

金剛の移動棚は、手動式と電動式、それぞれの操作方法に合わせて、安全機能を搭載しています。

手動式
センターロック

ハンドルの中心にある「センターロック」機能が、棚を動かないように固定し、利用中の安全を確保します。

電動式
メカニカルストッパー

棚の通路に人が入ると自動でロックがかかる「通路進入センサー」や、万が一のときに足元で棚を緊急停止させる「安全バー」が、誤操作による事故を防ぎます。

これらの機能により、お客様に安心してご利用いただける環境を提供します。

また、災害が多い現代だからこそ、地震対策といった安全機能にもこだわりたいですよね。
金剛の安全機能についての詳しい情報については、以下のページをご覧ください。

移動棚を選ぶ際のポイント3つ

移動棚の導入を成功させるには、まず設置場所の環境を確認することが大切です。特に、以下の3つのポイントを事前にチェックしてください。

1.設置場所の環境

オフィスの環境
  • 床の耐荷重と状況

積載物の総重量が床の耐荷重を超えていないか、必ずご確認ください。建築図面や建築士の方に確認することをおすすめします。また、床に凹凸がある場合は、レールの水平を保つために調整が必要となります。

  • 天井の高さと障害物

 設置場所の天井の高さ梁下の高さに加え、柱や消防法上の避難通路の幅スプリンクラーの位置も事前に確認しておきましょう。

2.収納物の種類と量

収納物の重さと量

収納する物の重さや量今後増える可能性などを考慮し、耐荷重や棚板のサイズを選びます。

3.操作方法

操作方法には、手動式電動式があります。

電動式と手動式のメリットデメリットについてまとめましたので、お客様の利用目的に最適なタイプをお選びください。

手動式(丸ハンドル式)移動棚電動式移動棚
メリット・電源が不要なため、停電時でも使用できます。
・電動式に比べて導入コストを抑えられます。
・ハンドルを回すだけのシンプルな操作で、誰でも簡単に使えます。
・ボタン一つで操作でき、重い物を載せていても楽に動かせます。
・「通路進入センサー」や「安全バー」など、充実した安全機能を搭載しています。
・頻繁に出し入れする場所で、作業効率が大幅に向上します。
デメリット・積載量によっては、動かす際に多少の力が必要になる場合があります。・設置には電源の確保が必要です。
・導入コストが手動式より高くなる傾向にあります。

導入事例

図書館、オフィス、倉庫など、さまざまな場所で移動棚は活躍しています。ここでは、当社の具体的な導入事例をご紹介します。

  • 図書館

 大量の書籍を効率的に収納し、限られたスペースで閲覧スペースを確保します。図書館では主に閉架書庫で使用されることが多いですが、大学図書館では開架でも移動棚が使用されることもあります。

九州大学付属中央図書館

九州大学附属図書館 中央図書館

横手市立図書館5

横手市生涯学習館 Ao-na

  • オフィス

 増え続ける書類や資料を整理し、オフィスの景観を美しく保ちながら、業務効率を向上させます。パネルやハンドルのデザインにこだわることで、企業のイメージにあわせた製作も可能です。

明林繊維株式会社

明林繊維株式会社

益城町役場

益城町役場

  • 倉庫

 在庫管理を最適化し、デッドスペースをなくすことで、保管容量を大幅に拡大します。重量物や、長尺物まで、収納する物にあわせてご提案いたします。

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清須市 五条川防災センター

東武デリバリー浦和美園

東武デリバリー株式会社

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この記事を読んで、移動棚の導入をご検討いただけましたでしょうか?

金剛の移動棚は、お客様一人ひとりの課題に合わせて最適なプランをご提案します。カタログ請求や製品についてのご質問、レイアウトのご相談など、どのようなことでも専門スタッフが丁寧に対応いたします。

収納のお悩みを解決し、より快適な空間を実現するために、ぜひ一度、私たちにご相談ください。


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