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スライドアームラック開発秘話
スライドアームラックの開発経緯は、浅井産業株式会社の工場現場(現・株式会社碧南プロセッシングセンター)より、丸棒・パイプの材料保管のご相談をいただいたことがキッカケでした。
「材料が直置きや刀掛け(バーラック保管)で保管されており、出し入れがしにくい」「素材が束になっているので扱いにくい」とのこと。そこで、写真のように考えご提案させていただきました。丸ハンドルによる機械式駆動を採用することにより、メンテナンス性とコストを最小限に抑えつつ、故障リスクも軽減することができました。(電動式は操作が楽で簡単ですが、導入費や保守メンテナンスのコストアップ、故障リスクも懸念されます。)
このようなお客様の声を通じた製品開発のチャンスを、他にはない独自のアイディアとノウハウを活用し、新たなるビジネスチャンスへ繋げる。ユニークな製品を生み出す源泉を大切にする企業姿勢も、弊社のアイデンティティの1つです。
お客様の声
株式会社 碧南プロセッシングセンター様 自動車部品工場
「スライドアームラックで作業性が30%も向上しました」
私どもは少量多種生産の工場ですので、材料資源の種類と量が共に非常に多いです。それらを保管しておくにはスペースが必要になるのですが、広い工場敷地がない中小企業にとっては、新たな保管スペースが充分に確保できません。
資材から製作への工程はホイスト作業によるものですので、ラックアームがスライドできるのは非常に助かっています。「安全性」「品質保持」「作業性」「省スペース」において高く評価できます。従来の刀掛け方式ラック7台から、スライドアームラックでは5台に縮減できました。
社内調査によるとスペース有効活用のみならず、作業性が30%も向上しています。工場は頻繁にレイアウト変更がありますので、材料資材の一時置き場がコンパクトであることは非常に有効です。
金剛さんには色々と改善・改良に取り組んでもらいました。お陰で追加設置したラックの製品品質も非常に良くなり、満足しています。
株式会社 東和製作所様 各種産業用油圧シリンダー製造他
長尺物の取り扱いに重宝しています
当社では、長尺物を材料・加工品・完成品ごとに保管する必要があり、今までは工場に広範囲の保管スペースが必要でした。
ところがスライドアームラックを納入することによって、立体的な保管が可能になり省スペースを確保、また工場の各工程の生産ラインに取り組むことによって作業性を向上することが出来ました。
スライドアームラックに生じるメリットは上記の通り省スペースと作業性のアップですが、他にも、小指でも動かせるハンドリング(操作性)、動力がいらない(省力化)などが挙げられると思います。
また立体保管されているため、使用する材料が一目で把握できるのも好ましいです。
当社のような長尺物を取り扱う製造業としては、スライドアームラックは大変重宝し感謝しております。
株式会社 中村精機様 自動車部品工場(ATトランスミッションのギア製作他)
丸棒を立体保管することで問題解決
工場にラインを増設することになり、資材置き場を候補地として検討していきました。
現状の材料資材の収納方法を再検討し、材料資材である6m丸棒(磨き棒鋼、束単位)が前置きされ、スペースを取っていましたので、20種類の丸棒を立体保管することで解決しました。
スライドアームラックを運用してみて、「ハンドリングのやり易さ」「スペースをコンパクトに出来た」「直置きに比べ、どの棚に材料資材の何が置いてあるのか、分かりやすくなった」等非常に高く評価してます。