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レイアウト変更を容易にするキャスター仕様と、独自の落下防止対策
美術館の収蔵庫に求められる「確実な保管」と「スムーズな運用」を両立させた事例です。
背景と課題
「収蔵スペース不足」をどう解消するか。美術館にとって避けて通れない「収蔵スペースの枯渇」。
いかに安全かつ効率的に作品を保管し、運用をつないでいくかが大きな課題となっていました。
解決のポイント/現場の知恵が光る「4つのカスタマイズ」
1. 縦横自在!絵画に合わせた「落下防止ベルト」の縦使い
額縁のサイズや形状は千差万別です。今回は、縦置き・横置きどちらの収納スタイルにも柔軟に対応できるよう、落下防止ベルトを「縦方向」にも取り付けられる独自仕様を採用。
出し入れのしやすさを犠牲にせず、移動時の安定性を極限まで高めました。

2. 前室のデッドスペースを「H3200mm」の特注棚で攻略
収蔵庫の手前にある「前室」を有効活用するため、天井高ギリギリの高さ3200mmのKMH棚を設置。
- 段落ち仕様: 天井の点検口へのアクセスを妨げない設計。
- 中ビーム構造: 高所への収納でも歪みを抑え、堅牢性を確保。

3. インフラを塞がない「オストラック」の採用
機器制御盤がある壁面は、通常は収納を諦める場所です。しかし今回は、手動式移動棚「オストラック(BLHO)」を配置。「盤を開ける時だけ棚を動かす」という運用を可能にし、1センチも無駄にしない収納スペースを捻出しました。

4. 既存設備のアップグレードと補強
- 奥行きの拡張: 棚を3台連結し、大型作品にも対応できる広大なスペースを確保。
- 安全へのこだわり: 現場での不意の動作も考慮し、スチール補強を増強して剛性を高めています。




