移動棚自立棚図書館書架・閲覧家具収蔵庫設備展示什器資料保存用品KONGO FACILITY PLANNING２.化学物質を防ぐ材料管理●採用する木材の樹種は、有機酸の放散の少ない材料を選び使用します。●使用する材料および副資材（接着剤等）は、事前検査にて安全性が確認されたものとします。●揮発性物質の検査を実施し、より安全性の高い材料を選定します。３．虫害を防ぐためのIPM施工●重点管理対象となる木材は、搬入から材料生成の過程まで遡り安全性を確認し、受け入れ時にチェックし合格した●館運営時の収蔵資料管理におけるIPM活動（※）を意識し、施工工程において段階的に清掃活動を実施します。※Integrated Pest Management （総合的有害生物管理）通常は、施工直後の清掃作業（いわゆる建築美装）で完了ですが、これは文字通り、仕上がりを美しく見せるための清掃です。金剛では収蔵庫施工段階から現場に合わせてIPM清掃を実施します。これにより虫菌害発生リスクを早期から軽減させ、より管理しやすい空間の提供を考えています。通常の施工直後（建築工事内での清掃作業後）、拭き取ったメリヤスの清浄度合い。収蔵庫内装の提案に当り、次の設計方針を基本とします。気密性・・・外部からの汚染因子の侵入を防ぎます。調湿性・・・優れた調湿性能を有した調湿材を使用します。公的機関にて長期に渡る有効な調湿性能も確認しています。安定性・・・調湿材は形状変化および経年変化の少ない安定した材料を使用します。安全性・・・調湿材の表面は中性域かつ、材料の生成に接着剤を使用しないため安全です。工 法１.湿度調整を意識した密閉施工●密閉施工により外部からの汚染因子・水分の侵入を防ぎます。施工後の取り組み（オプション）調湿内装 コンゴーアートウォールコンゴーアートウォールは調湿材を用いた内装仕上げ工事の総称です。現在の主流である無機質系調湿材（以下、調湿材）を収蔵庫内装に業界で初めて採用し、全国多数の施設に納入しています。コンゴーアートウォールは調湿材の特性を生かし、空調運転停止時等の急激な湿度変化を緩和することが可能です。納入後15年以上経過した施設でも、アウトガス（文化財汚染ガス）の発生なく、安全快適にご使用いただいています。ものを現場内に入れます。IPM清掃後、拭き取ったメリヤスの清浄度合い。木材を１枚ずつ検品し、節や虫食いがないか目視確認します。庫内環境出入口・・・耐火性と防盗性と気密性を兼ね備えた堅牢な収蔵庫扉を提案します。収蔵棚・・・収蔵資料にあわせた様々な収納方法を提案します。付帯設備酸・アルカリガス吸着仕様の場合、その効果により、庫内枯らし期間短縮への貢献が期待できます。吸着された化学物質は、化学吸着メカニズムにより再放出の恐れが無く安全です。（常温環境下）工期短縮124収蔵庫内装コンゴーアートウォール最適な環境で保存する
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